二万感謝企画
□15.
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質問.1
例えば先生に呼び出されていて貴方が部活に遅れました。急いでグラウンドに行くと、みんなが各々練習しているというのに、水谷君がベンチで寝ていました。
「さて、貴方の反応は?」
「バットの強度を試すいい機会だな」
「ちょ、酷くない?!」
質問.2
例えば先生に呼び出されていて貴方が部活に遅れました。急いでグラウンドに行くと、みんなが…
「さっきと一緒じゃねぇか」
「まあ、最後まで聞けって」
みんなが各々練習しているというのに、三橋君がベンチで寝ていました。
「さて、貴方の反応は?」
「仕方ねぇだろ、姫は王子のキスで目が覚めるんだから、深いキスを…」
「三橋震えてるよ」
(ていうか自分王子言うな)
質問.3
例えば廊下を歩いていて貴方の前にパンツが落ちていました。綺麗な文字(多分母親の物と思われる字)で名前が書かれています。見れば、水谷と書いてありました。
「さて、貴方の反応は?」
「クソレフトのパンツなんか見たくねぇよ。気持ち悪い想像させんじゃねぇ」
「答になってねぇし」
「…仕返しに1番目立つ掲示板に張ってやる」
「ぎゃあああっ!やめてよっ阿部!」
質問.4
例えば廊下を歩いていて貴方の前にパンツが落ちていました。綺麗な文字(多分母親の物と思われる字)で名前が書かれています。見れば、三橋と書いてありました。
「さあ貴方の反応は?」
「?持って帰るに決まってんだろ」
「何に使うんだ…み、三橋、泣くな!」
「嬉し泣きかよ、馬鹿だな」
「明らかに違うよね!ポジティブ過ぎるだろ、阿部!」
「黙れ死ねクソレフト」
「…酷い」
「診断結果が出ました。」
診断だあ?と阿部が眉を寄せ睨むと、今の質問はちょっとした診断だったんだ、と答えた。で、結果は。と問う阿部に周囲が顔を見合わせ、田島と花井が三橋を庇う様にする中で、答えた。
「阿部、おまえはストーカーだ。質の悪い変態だよ」
は、馬鹿か。と阿部は鼻で笑い、ストーカーっつーのはなあ、両想いの二人に使う言葉じゃねぇんだよ、と言った。(だから両想いじゃねぇよ)まあ仮に両想いじゃなかったとして。俺のどこにストーカーの素質があるって言うんだよ、と笑った。
「全部だろ」
「じゃあおまえら好きな奴のパンツがあったらどうすんだよ。持って帰るだろうが」
持って帰らねぇよ!!気付けよ、三橋がどん引きしてんのに!
【一方通行】
(気付け、おまえはただの片思いしてる変態だ)