姫と海賊

□7話
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キッドが部屋の前にいろと言った時点で何が起こるかわかっていた。
それでも聞こえる姫の悲鳴は心地いいものではない。

俺はキッドに逆らう気はないが心の中はざわついていた。


初めて見たときから美しいと思っていた。
それはおそらくキッドも同じだろう。

どんな怪我にも効果があると言われている幻の薬を手に入れるために訪れた国でその少女は笑っていた。
王女が国民と一緒に畑仕事をするなんて普通では考えられないはずなのに姫は楽しそうに汗を流していた。

翌日薬の交渉をしようとしていたとき別の海賊が城を襲ったのでキッドはすぐに城に向かい姫を奪った。


そして今その王女を手に入れようとしている


「複雑なものだ…」


よくわからないモヤモヤを感じていると突然自分の名が聞こえた。


" キラー!キラー助けて!! "


あの姫が自分の名を呼び助けを求めている。
爪が食い込むほど手に力を込めるが、俺はキッドを裏切ることはできない。


それからも何度も俺の名を呼び悲鳴が上がる。
肉のぶつかる音が聞こえ中を見なくてもどうなっているのか想像がつく。


どれだけ続いただろうか、扉が開くとキッドが少しイラつきながら睨んできた。


「強情な女だ。気絶しやがった」

「やりすぎだ。外まで声が漏れていたぞ」

「聞こえるようにヤったんだよ。気分はどうだ?」

「何の話だ?」

「とぼけんじゃねェよ、お前の名前を叫び続けてたの聞こえただろ。何で助けにこなかった」

「キッドのモノに手を出す気はない」

「ふんっ、さすが相棒だな」


機嫌を良くし食堂に向かって歩き出した。キラーが部屋に入ると腕を縛られたままの姫が気を失っていた。

体にシーツをかけロープをほどきベッドを綺麗にするために移動させようとすると目を覚ましてしまった。


『ぁ…キ…ラー』


姫はキラーの顔を見るなりしがみついて大声で泣いた。


『私…汚れてしまっ…ッ…』

「汚れてなどいない。今は何も考えるな」

『ぅぁ…キラー』



子供をあやすように背中を軽く叩いていると激しく扉の開く音がした。


「テメェ…何してやがる!」

「お前が散らかした部屋を片付けようとしただけだ」

「うるせェ!こいつに触んじゃねェ!」

『いやっ、キラー離さないで!!』


しがみつく姫を見てキッドの怒りはさらに強くなり無理矢理引き剥がすと床に押し倒し脚を開かせた。



「今ここで犯してやる!」

『いやぁぁ!離して、触らないで!』

「キッドやめろ。俺が悪かったから」

「お前もそこでコイツが犯されるところを見とけ」


まだ処女喪失の血が流れる秘部に再び自分のモノをねじ込んだ。


『あぁッ、いやぁ!キラー見ないでぇ!!』

「目を離すんじゃねェ!」



行為が終わるとキッドは気が済んだのかキラーに部屋を出るよう指示した。
声が出なくなるほどに泣き叫び人形のようになった姫に心の中で謝ることしかできなかった。
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