姫と海賊
□8話
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「おい、さっさと風呂に入れ」
散々抱いておいて自分だけシャワーを浴びると立つこともできない姫に冷たく言った。
なんとか立ち上がろうとすると秘部から白いものが太ももを伝った。
「床汚したらお前が掃除しろよ。今日からお前はここで飼う」
なんとか浴室にたどり着きお湯をかぶりながら全身を強く擦った。
体が震えキラーに見られたことが何よりもショックだった。
お湯を止めた後も動く気になれず座っているとイラついた声でキッドが入ってきた。
「何してやがる。さっさとしろ!」
バスタオルを渡され部屋に連れてこられると鎖の付いた首輪を付けられた。
「奴隷には首輪がお似合いだ。俺の許可なく部屋を出ることは許さない」
もう何も答える気はない
何をされても何も感じない。
その様子が面白くないのかキッドは舌打ちをして部屋を出て行った。
眠っていたのか気がつくと空が暗くなっていた。タオルのまま眠っていたので冷えたのか鳥肌が立つ。
キッドが帰ってきた形跡はないので少しホッとしていると部屋が開き知らない男が水とパンを持ってきた。
「奴隷のくせにキャプテンの部屋とはいいご身分だな」
吐き捨てるようにいいながらもタオル一枚の姫の体を舐めるように見ていた。ギリギリ隠れているが白い脚は男を誘うのに十分刺激的だった。
「はぁ、はぁ…奴隷ならいいよな…」
男がベルトを外す音が聞こえる
逃げようにも鎖のせいで動けない。
男が脚を撫でると同時にその体が宙に浮いた
「誰の許可を得てコイツに触ってやがる」
「か、頭…違うんですこれは!」
「言い訳ならあの世でするんだな。キラー!」
部下だった男はキラーによってどこかに連れていかれた。
「お前は男なら誰でもいいのか。とんだ淫乱だな」
助けてもらった礼を言おうとしたがやめた。もう二度と口をききたくない。
その後も態度が気に食わないと殴られたがどうでもいい。
キラーに会いたい
もう一度だけおしゃべりがしたい
そのことだけを考え夜が明けるのを待ち続けた。