遙の本棚6
□スローライフ
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南の島の時間の流れって緩やかだ
頑張っては見るけど私は体を動かす方が性にあってる
だから畑を耕してみたり水を掘ってみたり剣の腕が落ちないようにと稽古してみたり
意外と忙しかったりする
「そう言えば最近将臣くんとまともな会話してないかも」
将臣は将臣であれもこれも面倒見が良いだからすれ違いが続き少し寂しくなった望美
今日こそはと意気揚々と頑張るが睡魔には勝てず囲炉裏の側でウトウトしていたらようやく将臣に会えた嬉しさで抱きついた。
「どうした?なんかあったか?」
「最近話してないなあって…」
「…悪い」
「気にしてはないよ、今忙しくしておけば歳とったときにスローライフ出来るし少しさみしいよ?でも皆の為だもん」
「望美がなんも言わないからいい気になってた。」