遙の本棚6

□暑いのは
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「将臣くん、なんでこっちは南の島なのにカラッとしてるの」

井戸の水を浴びながら頭をふり何となく服を変えに行った将臣に望美は疑問をぶつけてみた

「そうゆう場所だからじゃねえか?」

服を変えながらでも答えるのは条件反射といって良い

「それにしても…干し肉の作り方までよく覚えたな」

「将臣くんもだけど子供たちには夏バテしてほしくないじゃない?」

「という訳で今日は猪鍋だよ〜」

「あいつら大丈夫か?この時代には肉を食う習慣は無かったろう」

「そこは譲くんのレシピに頼りまくるよ!」

望美は当たり前とレシピを漁る

そんな望美にイタズラしようかと思ったが猪くらいなら一撃で干し肉ようにできる望美の剣の腕を思いだしやめた

「で、あったのか?」

「あった!」

譲のレシピは事細かくて俺でさえ嫌になるが子供のためとなると望美は果てしなくうまく作る

鍋だから難しいことはないが
譲の鍋は好評だったんだなあと将臣はのんびりそんなことを思いながら次には自分も連れていくようにしなければ…

気づいたらハンター集団に入ったりしてるらしい
平和という言葉は知らないのか?仕方ない次からは必ずついていくことにしようと奥底で考えて鍋をつついてみる

さて、子供たちを呼んで飯だ

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