遥かの本棚4

□「誰よりも愛してる」
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そりゃ…悪い気はしないけど…

「…もしかしなくてもヤキモチだろそれ」

「うっ…悪い?」

真っ赤な望美に笑いながら手を握り海に向かって歩く

「悪いどころか大歓迎だよ」

機嫌がいいのが不思議なんだろうけど

俺は嬉しい

「好きなことに自信が無くなったって事は前より好きになってるって事だろ?」

否定はしないから

「大丈夫だよ。誰よりも愛してるから」

「…嘘っぽい…」

きゅっと手に力を入れる

「ばーか。お前を好きなことで誰かに負けるわけねえだろうが」





 
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