遥かの本棚4
□「幼なじみの特権てヤツ」
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高校に上がって
…確か一ヶ月もしない内に望美は先輩から同級生にまでラブコールを受けていた
まあ、たまたま俺が居るからか同じクラスの奴らからは望美と俺が付き合ってると誤解して告白する奴らは居なかった
そんなある日…
「有川、お前春日とべったり居るの止めろよ」
「…はあ?」
いきなり名前も知らねえ奴に呼び止められて間抜けな声を出した
「お前がただの幼なじみなら少しは春日を俺達にも回せ」
何言ってんだこいつ等
望美は昔から変なのに好かれて来たが…
それは未だに健在らしい