遥かの本棚4

□「後で覚えてろ」
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「じゃあ…」

いつもの様に帰り道将臣くんと家の前で別れようとしたら…

「…来い」

「ええ!?」

あっと言う間に部屋に連れ込まれました…

「後で覚えてろって言ったよな?」

ニヤリッと笑う将臣くんに嫌な予感がして…

私は数時間前の自分を恨んだ




「…だから、なんで私達がそんなのしなきゃならないのよ」

「だって、クラスのベストカップル賞で賞品貰えるのよ!」

「…だから?」

「二人にはやっぱり出てもらわなきゃ!」

と、何故かある体育祭のベストカップル賞に意欲を燃やす友人に溜息をついた



 
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