遙の本棚6

□君と共に
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俺達は弱かったから

逃げ出して逃げ出した夢の中に…
本当は守らなくちゃいけないのに…
あいつらも望美も…
でも、俺はあの時逃げたくて望美と居られるならどこでも良かった

だが、望美の様子が変わってくのを側で見ることしか出来なかった

壊れてく望美

「離さないで将臣くん」

「大丈夫だ。俺はここでお前を守るから」

永遠と思える時間
変わらない夢の中でもお前を守ってみせる

「将臣くん…将臣くん」

「大丈夫だって俺はお前と一緒にこの夢の中にいるって決めたんだ置いてきゃしない」

「ほんとう?」

「ああ、本当だ。」

望美だけは誰にも奪わせない
俺も壊れてるのかも知れないがそんなことどうでもいい
守ってみせる望美だけは

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