遙の本棚6

□強さと弱さと
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あえていうなら私は弱い
皆みたいに強くない
剣の腕とかじゃなく心が弱い
っていったら将臣くんには笑われたけど
私が弱くなるのは将臣くんが居るときだって分かってない
みんなを助けるために私は強くなれる
でも、何故か将臣くんには弱く見えるみたい
それって…

「なに考えてんだ」

「将臣くんが私をいつもみてるんだなあって再確認してたとこ」

「はあ?」

「じゃないと私の弱さなんかわかるはず無いもん」

心当たりがあるのか黙ってしまった将臣くん

私たちは向き合って顔を真っ赤にしながら黙ってしまう

何を言って良いか分からないから




「…で、固まっているあのふたりをどうしたもんかと考えているんだ」

「そうなんですよ馬に蹴られたくないですしね」

「お腹すいたね〜」

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