遙の本棚6
□その言葉を待って
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本当に面倒くさい人を愛した…
私って未だに思う健気だなあ
考えてみれば見るほど私ってわりにあわない事したわよね
それもこれも将臣くんのため
なのに好きとか愛してるとかは言ってくれるけど
結婚しよう
とは言ってくれない。
なに?私から告白させるつもり?
男じゃないわそれは
じゃなければ私にだって引く手あまただったんだから
でも催促するのも嫌だし
将臣くんの中ではあの時に言った言葉それ自体がプロポーズだったのかもしれない
あの時…
一緒に来るだろう?
って言われて有無を言わさない返事で頷いた私
それ以上を望むのがいけないのかな〜…