空の軌跡AS

□空の軌跡AS 第1章
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昨日ヨシュアと別れて以来クローゼは自室に籠り、ずっと悩んでいた。

僕がこれからどうしようと、たとえ僕がどうなろうとやはり君には関係がないことだ。

ヨシュアが別れ際に言った言葉が何度も何度もクローゼの頭の中を繰り返して流れていく。

わたしには関係がない…

本当にそうなの…?

わたしはクローディア・フォン・アウスレーゼ。この国の第一王位継承権を持つ者。それなのにわたしはこの国のことをよく知らない…。

わたしと同じ位の年齢であんなに冷たい瞳ができるなんて、いったいどんな経験をしてきたというの…?少なくとも今まであんな瞳をした少年を見たことはなかった。

でも、それはわたしが知らなかっただけ…。知ろうとしなかっただけ…。

わたしは今までずっと逃げ続けてきたから…。本当ならわたしは城で次期女王としての務めを果たさなければならなかった。

だけどわたしはその重圧に耐えられず、普通の人が送る生活に憧れて、お祖母さまに無理を言って、このジェニス王立学園に入れてもらった。
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