空の軌跡AS
□空の軌跡AS 第1章
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エステルと一緒にリーベルを旅して周ることになったクローゼは最初の目的地ツァイスを目指すためにカルデア隧道を進んでいた。
「ツァイスかぁ。いったいどんな街なのかしら。」
「エステルさんはツァイスは初めてなんですか?」
「うん、あたし今までずっとロレントにいたからね。クローゼは行ったことあるの?」
「はい。わたしはリーベルの五大都市は一通り周ったことがあります。」
「へ〜、そうなんだ。ね、ツァイスってどんな街?」
「そうですね、ツァイスはルーアンと違って工業が発達した街です。現代導力文明の祖ラッセル博士を生み出した街ですから。その技術はリーベルのみならず世界でも最先端をいっているんですよ。」
「へ〜、なんかすごそうな街ね。」
「ふふ、きっととても驚かれると思いますよ。」
「そりゃ、今から楽しみだわ♪」
エステルとの談笑を楽しみながら歩いていくと、やがて出口が見えてきた。
「あっ、着いたみたいですね。」
「えっ、もう!?」
「話していたらあっという間でしたね。」
「やっぱり旅は一人より二人よね!」