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□Promise 第一部 第四話
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フェイトが初勤務についてから早くも一週間がたとうとしていた。
フェイトはいつものように荷物の運搬や倉庫番などの任務にあたっていた。
はぁ、毎日毎日こんなことばかり…
退屈だなぁ…。
軍に入ったらもっとスリリングな日々が待っていると思ってたのに…
これじゃあ、話が違うよ…。
「よお!な〜に腐ってんだよ、フェイト。」
フェイトが頭の中で文句を垂れていると、突然声が聞こえてきた。
「ク、クリフ団長!?い、いえ僕はけっしてそんなことは…。」
フェイトは慌てて弁明する。
うわ、こりゃ怒られるかな…。
「まあ、気持ちはわかるがな…。」
そこまで言ってクリフはあごに手をあてて何やら考えこんでしまったようだ。
な、なにを考えてるんだろう…。
「なあ、フェイト…。」
「な、何ですか…?」
「おまえ、何で軍に入った?」
「え?だってかっこいいじゃないですか!国民のために命をかけて戦うなんて!」
「そうか…。」
クリフは再び考え込む。
「俺は今から街の周辺のモンスターの討伐に行くんだが…おまえ、一緒にくるか?」
えっ!?
てっきり怒られるかと思ったのに…