SO3
□Promise 第一部 第五話
1ページ/6ページ
あ〜あ、退屈だなぁ。
あれ以来クリフ団長はモンスター退治に連れてってくれないし
なんか面白いことでも起きないかなぁ…。
いつも通りの平凡で退屈な任務にフェイトは飽き飽きとしていた。
「退屈そうですね、フェイトさん。」
どこからかミラージュがやって来てフェイトに話しかけて来た。
「ミラージュさん!?い、いえ、退屈だなんて!」
「ふふ、いいんですよ?はっきり言ってくれて。」
どういうつもりだろう…
でもこう言ってくれてることだし…
しばらく考えてみて、結局フェイトはミラージュに本当のことを話すことにした。
「えっと、正直言うと、少し退屈ですね。いつもいつも毎日同じで…。」
「何か起きて欲しい?」
「そうですね。そうすれば退屈せずにすみそうですからね。」
「そうですか。わたしは何も起きて欲しくないですね。」
「それで退屈じゃないんですか?」
「退屈…と言われれば否定はできないけれど、やはり何も起きないのが一番ですから。」
「へー、そんなもんですかね?」
「そうですね。いずれフェイトさんにもわかりますよ。」