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□Promise 第一部 第七話
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一週間の謹慎が解け、決意を新たに固めたフェイトであったが、相変わらず与えられる任務は雑用ばかりだ。
はぁ、しかし自分の信じる道を進むっていっても、いったい何をすればいいんだろう…。
………
まあ、今はとりあえず与えられた任務をこなしていくしかないか…。
フェイトはとりあえずそのことは頭の隅に置いて、作業を進めていく。
「よう、ようやく謹慎が解けたか。」
黙々と作業を進めているとクリフ団長が僕に話しかけに来てくれた。
隣りにはミラージュさんの姿もある。
「あーあ、昨日までの一週間は実に平和だったんだかなぁ。それも今日で終わりか…。まったく、やっかいな部下を持っちまったぜ。」
「やっかいな部下で悪かったですね…。」
もちろんクリフ団長は本気で言っているわけではないし、僕もそれがわかったうえで返事を返している。
「フッ、フフッ。」
僕とクリフ団長がそんなやりとりを交わしていると、何がおかしかったのか、突然ミラージュさんがくすくすと笑い始めた。
「おい、何笑ってやがる?」
「ミラージュさん?」