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□Promise 第一部 第二話
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「ハァ、ハァ、ハァ。」
家から猛ダッシュしてきたフェイトは入隊式が始まる直前に何とか会場に辿り着いた。
ふぅ、危なかったぁ。入隊式に遅刻なんてしたら、目をつけられるに決まってるからな。
何とか間に合ってよかった。
あれこれ考えているうちに、各軍団長の挨拶が始まった。
「ふん、どうにも今回の新人はたるんでいるようだな。入隊式に遅刻式ギリギリにやってくる馬鹿がいるようだからな。」
壇上でスピーチをしている男がフェイトの方を睨み付けている。
疾風の団長のヴォックスだ。
うぇ。今のって僕のことだよね?明らかに僕を睨んでるし…。
ヤバイ。早速目をつけられた…。
どうしよう、とあれこれ悩んでいるうちに入隊式は閉会した。
入隊式の後新人は、それぞれの所属することとなる団ごとに別れて集まることとなる。
フェイトは風雷に所属することとなった。
よかった〜、疾風じゃなくて。ヴォックス様には完全に目をつけられたっぽいしな。
あの人、怖そうな人だったなぁ。
そういえば、うちの団長はどういう人だろう。
確かクリフっていったっけか?