SO3
□最強なのは…?
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フェイトは現在モンスターの群れと戦闘中だった。
「ブレード・リアクター!」
「くっ、リフレクト・ストライフ!」
一匹一匹はたいしたことはないのだが、そのあまりの数にフェイトは苦戦していた。
くっ、数が多過ぎる。これじゃいくら倒してもきりがない!
どうする?
いったん逃げるべきか…。
よし。
「アドレーさん!ここはいったん退きま…」
「スピキュール!」
チュドーン!
「わっはっは。弱いのお。」
「ん?フェイト殿、いかがなされたかな?」
フェイトは呆然として開いた口が閉まらなかった。
先ほどまで山のようにいたモンスター達が跡形もなく消え去っていたからだ。
「あ、あのアドレーさん…。今…いったい何を…?」
「何とは?」
「いや、モンスターが消えて…。」
「ん?軽く技をくらわしてやっただけじゃが…。」
か、軽くって…。
常識外れにもほどがあるだろ!?
いったい何匹のモンスターがいたと思ってるんだよ…。
「しかし手応えのない獲物じゃたのう。」
………。
そうだった。
僕が馬鹿だったよ。