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□Promise 第一部 第五話
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う〜ん、どこにもいないな…。
あれから30分ほど、密偵を探し続けたが、いっこうに見つかる気配はない。
もしかして、もう城から逃げたしたのかな?
フェイトはどうせいないだろうと思いながらも倉庫を調べてみることにした。
そして倉庫の荷物を動かそうとした瞬間
「やあっ!」
突如荷物の影から人が現れ、フェイトにクナイで切りかかってきた。
なっ!
密偵!?
フェイトは紙一重でそれをかわしたが、密偵はなおも襲いかかってくる。
くっ、仕方ない…。
「ブレードリアクター!」
「きゃあ!」
フェイトの技は密偵に見事に命中し、密偵はその場に気絶したようだった。
きゃあって…、女…?
そういえば、シーハーツは女王国だから軍にも女性の人が多いとか聞いたな。
はぁ、仕方がなかったとはいえ、女性に手をあげるのは心が痛むな…。
「どうした!?」
どうやら騒ぎを聞きつけたらしく兵士達が集まってきた。
密偵を捕まえたことを報告すると、よくやったと口々に賞賛され、フェイトは少し誇らしげな気分になった。
よしっ、この調子でこれからも頑張るぞ。