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□Promise 第一部 第六話
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「囚人に差し入れを渡すのは規則違反なんじゃ…。」
「ん、そうだったけか?まあ、細かいことは気にすんな、シワが増えるぜ?」
「…ほんとに団長ですか?」
「はははっ、よくミラージュにもそう言われるぜ。まあ、とにかく開けてみろって。」
いったい何が入ってるんだ?
クリフがしきりに開けるようにフェイトはとりあえず言われたとおりに風呂敷を開けてみることにした。
中に入っていたのは一つの箱。そしてフェイトがさらに箱の蓋を開けてみると、中には色とりどりのおいしそうな料理がぎっしりと詰まっていた。
「これは…?」
「ああ、実は今朝おまえの妹達が訪ねてきてな。これをおまえに渡してくれってよ。いい妹達じゃねえか。」
マリア…
ソフィア…
ありがとう。
「はい、二人とも自慢の妹です…。」
「だよなぁ、あんなかわいい妹が二人もいるなんて、まったく羨ましいぜ。」
「…言っておきますけど、二人に手を出したら…殺しますよ。」
フェイトはニコリと笑いながらそう言った。