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□Promise 第一部 第六話
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「ば、馬鹿…手を出すわけねえだろうが!俺はもっと大人の女が好みなんだ!だから、その顔はやめろ!」
「はは、殺すなんて冗談に決まってるじゃないですか。そんなに慌てないでくださいよ。」
「だ、だよなぁ。」
目が笑ってねえんだよ!
このシスコン!
それからしばらく二人は馬鹿な話をしたりして、笑いあっていたが、フェイトがふいに笑いを止め真剣な表情になった。
クリフもそれにつられて真剣な表情になる。
「クリフ団長…」
「…なんだ?」
「僕は間違ってるんでしょうか…?」
「おまえはどう思ってるんだ?」
「僕は自分は間違ってないと思ってます…。やっぱり、いくら敵だとはいえ、同じ人間なんだ。簡単に殺していいはずがない…。」
「そうか…。」
「やっぱり…間違ってますか…?」
「間違っている…って言われたらどうする気だ?」
「え?」
「もし間違っているって言われたら、おまえはそれで考えを変えるのか?おまえは正しいって言われたら、それでおまえは納得するのか?」
「それは…。」