SO3

□Promise 第一部 第六話
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「何が正しくて間違ってるかなんて、他人がどうこう言って決められるもんじゃねえ。そんなもん誰にもわからねえんだからな。」

「………。」

「わからねえから、自分が正しいと信じたことをするしかねえんだ。今回のこともおまえが正しいと信じたことをしたんなら、それでいいんじゃねえのか?」

自分が正しいと信じることを…

「もちろん結果として間違えることもあるだろうが…それを恐れてちゃ、何もできやしねえ。

っと、ちょっと老婆心が過ぎたか。歳をとるとどうも説教臭くなっていけねえな…。

じゃあ、そろそろ俺は行くわ。やらなきゃいけない仕事がたまってるしな。早く戻らねえとミラージュに怒られちまうよ。」

「ははっ。クリフ団長、忙しいのにわさわざありがとうございました。」

「ああ、気にすんな。ちょうどサボる口実を探してたところだったからな。」

クリフは背中を向けたまま手をひらひらと振って、歩いていった。

クリフ団長…ありがとうございました。

僕は…

やっぱりたとえ敵でも、簡単に命を奪うべきではないと思う…。

それが正しいことなのかはわからないけど…

でも、いまは自分を信じて進むしかない…。

僕は僕が正しいと思った道を進もう…。


〜続く〜
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