SO3

□Promise 第一部 第一話
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すると女の子がフェイトに気付いて、こちらに目線を向けてきた。

「あなた、だ〜れ?」

「あっ、べべ、別にあやしいものじゃないよっ。」

突然話かけられて、フェイトは完全にテンパってしまった。

「……………。」

女の子が無言で見つめてくる。

「いや、その、だから、あの…」

どうしよう、きっとぼく、変な人だと思われた。

「フ、フフッ。」

えっ!?笑われた…。

もうダメだ。やっぱり変な人だと思われたんだ…。

フェイトはもう泣きたくなってきた。

「あなた、面白い人ね。わたしはクレア。あなたは?」

「えっ?」

今、ぼくの名前を聞いたんだよね!?

もしかして、きらわれてなかった?

「お名前、教えてくれるかしら?」

「う、うん!ぼくはフェイトっていうんだ。」

「フェイト、いい名前ね。よろしくね。」

「うん、よろしく!」

それから二人はすぐに仲良くなり、一緒に花畑で遊び回った。

「はいっ、クレア!」

「え?これ、わたしに?」

フェイトは花で首飾りを作り、クレアにかけてやった。

「うん。」

「うれしい!どう似合ってる?」
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