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□Promise 第一部 第二話
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壇上でスピーチしているクリフに目を移してみると、
「新入のみんな、俺はこの風雷団長のクリフ・フィッターだ!
あ〜、俺達は今日から同じ釜の飯を食い、命を預け合う、いわば家族のようなものになる。
だから、あんまり堅苦しいのはやめて、和気あいあいとやってこうぜ!」
ヴォックス様と違って気さくな人だなぁ。風雷でよかった。ここならうまくやっていけそうだ。
「いいかぁ。絶対に死ぬなよ!もしそうなったら俺は断腸の思いを味わなければならなくなる。」
本当にいい人みたいだ。この人についていこう。
「いいか、もう一度言うぞ!団長だけに断腸の思いをすることになる!」
……………。
と、とにかく、頑張るぞ。
寒い親父ギャグでスピーチは締めくくられ、その後クリフの奢りで新入団員は飲みに行くことになった。
クリフの明るい性格によって、飲み会は大盛り上がりになった。
ふぅ。少し飲み過ぎたかな。
フェイトが酔いをさましに夜風にあたりにきていた。
するとそこにクリフが近寄ってきた。
「よお、飲んでるか〜、少年?」
「わっ!団長!?」
クリフがフェイトの肩に手を回しからんできた。