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□Promise 第一部 第二話
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うっ!酒臭さ〜。
「団長、酔ってますね。」
「うぃー、俺は酔ってらいぞー。」
「酔っ払いはみんなそう言うんですよ。てっいうか、言えてません。」
「わっはっは!おまえ面白い奴だな!気に入った!」
バンッとフェイトの肩を叩いてくる。
まったく、しょうがないな。この酔っ払いは…。
「で、おまえなんて名前だ?」
「フェイトです。フェイト・ラインゴッド。フェイトとお呼びください。」
「おお、そうかフェイト!よろしくな!俺はクリフでいいぞ。」
クリフって、団長を呼び捨てにできるわけないじゃないか…。
「そういうわけにはいきませんよ、団長。」
「なんだよ、堅いやつだなあ。」
「はぁ。そういう問題じゃ…。」
「まあ、いいさ。気が向いたらいつでもクリフって呼んでくれていいからな!」
「…わかりました。」
「しっかしなぁ、入隊式に遅刻ギリギリに来るとはおまえ度胸あるよなぁ。」
「あ、あれは…。すみませんでした。」
「あん?何謝ってんだおまえ?」
「え?」
「勘違いすんなよ。俺は責めてんじゃなくて、褒めてるんだぜ?」
「はい?」