SO3
□Promise 第一部 第三話
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「はいはい、そういうことにしといてやるよ。」
くっそ〜!明日から絶対無遅刻で通してやる!
「ところで、フェイト。任務のことなんだが。」
「あっ、はい!なんでしょうか!?」
「ほらよ。」
「………。なんですか、これは?」
フェイトの前に差し出されたのはモップだった。
「見りゃわかんだろ?」
「モップ…ですよね?」
「ああ、モップだな。」
「………。」
「あん、どうした?」
「あのこれで何を…?」
「何って、モップを使ってやることといったら、一つしかないだろ?」
「まさか、掃除ですか…?」
「そのまさかだ。」
「なっ!そういうのはメイドがやるものじゃ!?」
「しょうがねえだろ。人手が足りねえんだから。」
「でも…。」
「これもれっきとした任務だ。わかったら早くいけ。」
「………。」
「返事は?」
「…了解しました。」
くそ〜。どうして僕がこんなことを…。
よしっ!
こうなったら、とっとと終らせて次の任務をもらおう!
意外と切替えの早いフェイトであった。