SO3
□Promise 第一部 第三話
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30分後
ふぅ、やっと終わったぞ。
しかし、意外と疲れるものだな。けっこう力がいるぞ。
まてよ?
もしかして、これは筋力をつけさせるための訓練の一環なのかもしれないな。
うん、きっとそうだ。
やたらとポジティブ思考なフェイト。
「クリフ団長!終りましたよ。」
「お、早いじゃねえか。」
「団長、これも訓練の一環だったんですね?」
「あん?」
何言ってんだこいつ?
「けっこう力いりましたからね。筋力をつけるための訓練なんですよね?」
「お、おう。」
んなわけねえだろ!
「やっぱり、そうでしたか。」
うんうんと一人納得するフェイト。
「それで次は何をすればいいんですか?」
「ああ、次はこれを倉庫まで運んで欲しいんだが。」
「わかりました。それも訓練なんですね?」
「あ、ああ。もちろんだ。」
「じゃあ行ってきますね。」
そう言ってフェイトは部屋を出ていった。
「何というか…。単純な奴だな…。」
まあ、面白いからいいけどな。
その後、フェイトはクリフから出された任務を次々とこなしていった。
書類の整理にコピーにお茶くみなど…。