日記小咄

□その他
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ネコチカにゃ☆next


ひょんな事から猫を飼う事になった俺は、その猫に名前を付けた。

「今日からお前は『元親』だ、どうだ?」
『にゃvV』

相変わらず可愛い返事をする元親に、俺もついつられてへにゃっと笑う。

「俺は政宗、宜しくな?…さて。」

元親は野良だったのか折角の銀色が汚れている。

「…猫ッて風呂嫌いだよなぁ。…でも洗ってやんねぇと!!!よぉし、一緒に入るか元親!!!」

元親を抱え俺は風呂へ直行した。
そして服を脱ぎ猫も一緒に浴室に連れて行った。

「―…ンー。温度はぬるま湯がいいよな?…元親、いけるか?」
『にゃぅ』

元親にシャワーをかざす前に元親からシャワーを浴びに動いた。

「なんだ、お前は水平気なんだ…な??」

元親の身体はお湯に濡れた瞬間煙が立ち上がり、そして―


ボンッ!!!

「ぅあ!?な、なんだ!?」
「政宗ぇー!!!」
「!?」

次の瞬間、ドサッと誰かに押し倒された。

―…目の前には、綺麗な銀髪の男…左目には傷がある。
まさか

「も…とちか!?」
「おぅよ!!!俺、お湯かぶると人間になれんだ!!!」
「―…は?」

目の前の現実についていけない。

「政宗ッて美人だよな?俺、政宗が好きだ!!!凄ぇ好きー!!!」

そう言って元親は猫の様に俺の胸に擦り寄った。

「―…本当に元親?」
「勿論!!!」

マジでか―…。


何か俺…スゲェの拾っちまったな。




(オワリ)
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