乱世

□教育
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「ン―・・・」

日の光りに目を細めれば、襖が少し開いていた。

これでは政宗も起きてしまうと布団に目を落とすと、政宗の姿が無かった。

「―・・・何処行ったンだ?」

手で布団を触れば冷たさに結構前に出て行ったのだと解る。

「―・・・はぁ。」

何と言うか、心配に胸がウズく。

「仕方ねぇ、ウチのお姫様でも探しに行くか。」

敷地内にいるから安全と言えば安全だが、政宗は世の中を知らな過ぎるから何が起こるか想像できない。

俺は軽装に着替えて襖を開けた。

「あッ!!!アーニキィイ!!!」
「―・・・おう、どうした?」

廊下を駆けてきた部下に首を傾けた。

「あ、姉御が!!!」
「政宗か?」

早速、何かやらかしたらしい様子にため息が出た。

「猫を追い掛けて何処かに行っちまったンでさぁ!!!」
「―・・・。」

ほらな?
想像できねぇんだよ。
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