乱世

□想い
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―・・・元親に、部下以外の付き合いがあるのは当たり前だ。


俺は元親達から逃げる様に去ると、離れの庭で足を止め、そのままペタンと座り込んだ。


・・・元親は一城の主だし、普通の人としても魅力的な存在だ。
そんな元親に、友人等山のように居る事は解っているのに・・・、その事実を認めたくない俺がいる。



「・・・もとちか」

その名前を口にするだけで、心がキュゥキュゥ鳴いているこの初めての感情。

切ない、と感じているのだろうか、俺は。
寂しいと、悲しいと鳴いているのか、この胸は・・・。
恋しいと求めているのか・・・。






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