親政学パロ
□肉まん (完)
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部屋で昼寝をしていた。
「・・・政宗?」
抱いて寝ていたはずの相手は腕のなかにいず、体を起こして見回すも、彼の姿を見ることが出来なかった。
「おい・・・政宗?」
俺はベッドから降りて室内を探す。
一体何処に行ったのか。
多少、心配になり携帯を取り出そうとした時、テレビの前のテーブルに、3つの肉まんが皿に乗って温かさを醸し出しているのが目に入った。
俺は首を傾けながらテーブルの前に座る。
触れるとまだ熱く、今買ってきたばかりのようだ。
・・・なのに買ってきたであろう本人が行方不明とは一体どういう事だろう。
「一人で食う気か、アイツ。」
3つのうちの1つを手に取る。