親政学パロ

□偽りの幸せ
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小さい頃からそうだった。

気付けば誰かの相談を受けて、気付けば誰かの為に喧嘩を幾つもかってきた。
ダチが笑うのが嬉しかった。
誰かが幸せになるのを見るのが嬉しかった。


−・・・だからだろうか。
沈んでいる奴がいれば声を掛けるようになった。
泣きそうな奴がいれば傍にいて背中を擦ってやった。
一緒に悩んで落ち込んで。
励まし合って笑いあって、それが幸せだった。


誰かが幸せになってくれる事が、俺の幸せのような気がした。
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