日記小咄
□おお振りBASARA
1ページ/12ページ
そいつを知ったのは廊下での事だった
『言いたい事があるならハッキリと言え!!!』
『ご…ごめっ…阿部く』
―…あれはなんだったんだろうなぁ
喧嘩かぁ?
そんな疑問を教室に戻って元親に話した
「あぁ、それは阿部と三橋だな。ほら、野球部のバッテリー!!!」
「ha?…知らねぇよ」
部活動なんて興味はないが、元親はよく色々な部活の手伝いをしているから知っているのだろう
「あれはな、例えるなら佐助と幸村だ」
「…マジで?」
「阿部は特に佐助を上回る勢いらしいぜ?なんせ佐助がそう言ってた」
「…へ、へぇ」
佐助よりオカンなのか…
けど
「オカン…てゆうか…」
「恋人、って言いたいんだろ?でもまだまだ無理だなぁありゃ。ぜーんぜん気付いてねぇもん」
「そりゃあんだけ怒鳴り散らされたらな…」
「つーか、野球部が皆仲良しだろ?…三橋は完璧末っ子位置なんだよ」
「ふぅん…仲良しな」
「つかんな事どーでも良いだろ?…俺政宗とイチャイチャしたい」
「ったく」
なんかアイツ等は初々しくていいよなぁ…
「…なぁ元親、俺達も初恋の時に戻ろうぜ?」
俺は元親にニィっと笑った
たまにはドキドキそわそわしねぇとな?
(*´∀`)オワリ