乱世

□熱
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「―・・・仕方ねぇンだよ。」

擦れた小さな声が聞こえて、俺はハッと我に返った。

「代わり身ッてのは相手の気と俺の気を交換して、体内で悪い気を浄化していく事だ。・・・取り入れた相手の波調の相性が良すぎると、俺の気を呑み込んで大きな波調になって躰を熱くさせる・・・。だから・・・だからッ///」

政宗は己の躰をギュウッと抱き締め、うな垂れた。

今の政宗の言う事を頭の中でゆっくりと呑み込んでいく。

政宗が自慰をしていたのは、俺の波調と相性が良すぎたから。
簡単に言えば、俺のせいで政宗は快感に堪えてる・・・と。

「・・・引いた、だろ」

目に一杯涙を溜めながら、政宗はゆっくり振り向き俺を見上げた。

その瞬間、確実に理性なんて綺麗サッパリ消え去った。

「政宗ッ―・・・」

俺は政宗に駆け寄ると、その艶めいた小さい躰を力一杯抱き締めた。
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