乱世

□教育
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「・・・姉御がアニキの為に朝食作りたいッてンで俺と一緒に調理場に向かってたんですが、急に庭の猫に興味を持ちましてね?」
「ンで近付いたら逃げられて、追い掛けてッたってか?」

段々、頭が痛くなってきた。
たかが猫に興味を持つなら、きっとこのような事がこれから頻繁に起こるわけだ。

「とりあえず、俺は政宗を探す。オメェ等は仕事に―」


ガタガタガタッ!!!
ニャー!!!

足元、縁の下に明らかにある人の気配。

「・・・。」

出口でしゃがんで待っていれば、猫が勢い良く飛び出して来た。
そして次いで―・・・

「ンにゃろー!!!待てよ!!!」
「こーら、政宗?」

政宗が出て来た所を、後ろ襟を掴んで捕まえた。

「ぐぅっ?!何すンだよ!!!猫が逃げ―・・・あ、元親!!!」

政宗は俺を確認すると飛びついてきた。

「ぉ、おい///」
「猫見たんだ俺!!!」

キラキラさせた眼差しに思わず苦笑してしまう。
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