乱世
□悲唄
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「ンッ・・・ァアっ!!!・・・っぁ、ちか・・・」
「そうだ、まさむね・・・いい子だ。」
「もとちかっ、ァア・・・っんゃ・・・ちかっぁ、ちかッ///」
すっかり熱く硬くなった俺の熱は、早く達したいと俺の躰をいやらしく動かせた。
「・・・欲しくて我慢ならねぇか?」
俺の手首を放し、揺れる腰をゆったりと撫で回す大きな手。
「ぁ、ン・・・ッはっァ///」
「本当に―・・・何でこんな・・・」
元親はまだ慣らしていないそこへ、一気に欲望を突き刺した。
「ぁァアッ―!!!///」
政宗の躰は弓なりになり、辛うじて意識がある状態だ。
「ック―・・・」
苦しそうに元親は顔を歪ませるが、それでも無理矢理躰を上下させ、泣き叫びながら快感に身を任せ、意識とは逆にねだっている政宗の躰の言うまま、激しく激しく、壊すような勢いで何度も何度も政宗に打ち付けた。
やがて、政宗は達するとともに意識を無くし、ぐったりと濡れた畳に躰を委ねた。
その躰は未だピクピクとしていて、軽く胸の飾りを吸い上げただけでビクッと大きく反応する。
「―・・・まさむね」
何とか意識を飛ばさずにすんだものの、元親自身、疲労感で動けずにいた。
次には眠気が否応無しに襲ってくる。
何でこんな・・・
そんな事を考えてもきりがないのはわかっている。
だが思わずにはいられなかった。
「何でこんな出会いしか出来なかったんだ・・・。」
もっと違う時代に、違う立場で逢えたなら―・・・
元親はゆっくりと意識を手放した―・・・。