乱世

□戦場
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「解りました。・・・連れていきます、ですからッ―・・・どうかアニキを頼みますッ・・・」

兵士は深く頭を下げ、涙を流した。


元親も、仲間達も、もう苦しめたくはない。
また皆で馬鹿騒ぎをして、一日一杯笑って過ごすんだ。



「―・・・行こう、皆の所へ。」

元親の為に使うなら、この呪われた力も清められるだろう。

愛する人の為に使うのなら―・・・。
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