蒼浄学園

□ショートケーキ
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佐藤「まぁこのままでも話聞けなくもないしとっとと聞いちゃおうぜ」

鈴木「返答しだいでは殺す・・・」

佐藤「さっきから殺す殺すって言いすぎじゃないか?もう少し穏やかに行こうぜ?喋依だって昔言ってたろ、尋問は優しくジワジワとって。」

葵『・・・・・・・・・・・・・・佐藤さんにさん・・・せー・・・・』

佐藤「ほら、転校生くんもそう言ってるー。で、だれが佐藤って?」

あれ顔が笑ってないかも?と思ったらもう遅かった。


佐藤は感覚の無い方の俺の腕をつかみ後ろにねじ込んだ。


感覚はなくってもわかる痛み。
それは腕だけではなく指の先まで響く激痛で思わず



葵『いっ・・・!琉華!痛い痛い・・・!離せっ!』


叫んだ



いや、叫んでしまった、不覚にもだ。





鈴木「・・・なんで、てめぇがこいつの名前知ってんだ。」


ほら、ばかした。
でもここらで言っておかなければ、俺の身体がもたない気がする。



ちゃんと言葉が出てくるようにはなったけど、そろそろ意識飛びそうだし

葵『え、いや、・・・ねぇ・・・?』


琉「ほら俺かっこよくって有名だからー!な、だから知ってんだよな!」


さっきその特徴のある髪の毛がみえたからだよ。


葵『琉華はどっちかってーと・・・性格・・・可愛い・・・んじゃ・・・』



ガツッ



琉「何だって?」



俺の余計な一言にキレたらしい琉華は俺の髪の毛をつかみ顔を上げさせた



だが、顔が上がったのはほんの数秒のこと

琉華が髪を掴んでいるにも関わらず俺の顔は地面に戻っていった




それに気づいた陽華と琉華の表情が面白い程見るみる変わっていったに違いない
残念なことに俺はそれを見ることはできないけど。










 
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