09/09の日記
01:11
君を空には帰さない(小話)
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※パロ要素あり。大丈夫な方はどうぞ。
バケツをひっくり返したような大雨。いつ落ちるか分からない雷。
バシャ!バシャ!
その中を本山裕史、島崎慎吾、青木毅彦の三人は走っていた。
「何なんだよー!この大雨っ」
「今よく聞くゲリラ豪雨ってヤツだろ…!」
「風邪ひきそうっすね」
悪戯に吹く台風のような強風も彼等の行く手を塞ぐ。この風では傘をさしていても意味はない。と言うより三人の傘の骨は折れ、既に使い物にならなくなっていた。
「うわ…!また風が強く…っ」
「ちくしょー、前もろくに見えねぇ!」
「この天気は流石におかしい…!」
普段だったら有り得ないほどの雨、雷、風を感じながら一生懸命前へ進む三人。
腕で風雨を避ける彼等には前方から飛んでくる物体に気付かない。
ごん!
べち!
スッコーン!
「「「〜〜っっ?!」」」
痛みに声が出ないが、一人一人違う音を出した何かを捕まえ確認する。
「いたー!何だよコレッ。…弓ぃ?」
「俺のは団扇、だな」
「……ジョウロ?」
共通点が見付けられない三つをそれぞれ眺めていると天気が急速に回復した。先程までの黒い厚雲はすっかり消え、太陽さえ出ている。
「…ほんと何、この天気」
「意味わかんねー…」
「無事帰れるんでよしとしましょう。納得いかないのは確かですけど…」
不思議そうに呟く三人だが、これがおかしな体験の始まりに過ぎないことをまだ気付いてはいない。
NEXT.
***
中途半端に続いちゃう。色々おかしな話ですみません。続く展開がわかりやすいですね…。
次回があれば(←)コスプレしたあの子達のターン!
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