檜佐木修兵 短編

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「今年の秋は天気良かったよねー!比較的暖かったし。」


「朝と夜は結構冷えたけどな。」


「天気良かったから、遠くまで紅葉狩りに行ったよね。」


「紅葉が綺麗だったよな。あれはすごかった。」


紅葉を手に取って微笑む修兵とか、すごく絵になってたよ。本当に芸術って感じで!かっこよかったなぁ…///


「でも、確か途中から茸狩りと果物狩りに目的変わってたよな…(笑)」


「狽ヲ!?だ、だって!!大収穫だったじゃん!!」


「お陰で帰りは大荷物だったけどな(笑)」


「で、でも…!松茸のお吸い物に栗ご飯、焼き林檎……修兵かなり喜んで食べてたじゃない!///」


「……確かに(汗)光の料理は美味かった(笑)」


あ、また笑った!……悔しいな…かっこいいんだもん、修兵。


「それにしても……俺って凄い幸せ者かも。」


「え?」


「だって、光は可愛いし、優しいし、料理も上手い。そんな光の愛情たっぷりの料理が毎日食えるなんて……幸せだろ、俺?(笑)」


「っ…!///ほ、誉めすぎだよ!!」


「…明日もまた美味い飯、頼むな。」


「…うん!///」


嬉しそうな修兵の顔が見れる私は、もっと幸せ者だよね、きっと…///




「秋もよくしたけど、冬も結構したよな、月見酒。」



「秋は良かったけど、冬は寒かったね(汗)でも月が綺麗だったもんね。星もたくさん出てたし。」



「この前温泉行った時、露天風呂で光に酌してもらえたのは最高だったな…(笑)」


「ま、まぁ…景色は最高だったけど…///」


「あれ?光、顔赤いぜ?(妖笑)」


「だって…恥ずかしかったんだもん///」



光が温泉に行きたいって言うから、高級旅館を予約して泊まりがけで行ったんだよな。部屋に露天風呂が付いてたから、恥ずかしがる光を連れて一緒に入ったんだよなー(笑)普通の混浴だと他の奴に光を見られちまうし、光が恥ずかしがって入らないから、わざわざ部屋に露天風呂がついてる高級旅館を予約したんだっけ(笑)


「冬はやっぱ温泉だよな。色っぽい光に酌もしてもらえたし。」


「もー…///(汗)でも本当に素敵な旅館だったよねー。景色も最高だったし…修兵、ありがとうね。」


「いえいえ。光の喜ぶ顔が見れるなら何でもしてやるよ(笑)」



幸せそうな光の顔が見れれば、俺は幸せなんだよな…



「しかし、今年の冬は雪が結構降ったよね。お陰で寒かったし(汗)」


「寒かった…けど、光は結構外ではしゃいでたよな?(笑)」


「狽セっ、だって!///雪兎作りたかったんだもん…///」


「手・真っ赤にして可愛い雪兎作ってたもんな(微笑み)」


そして、冷たくなった光の手を暖めるのが俺の役目



「修兵、心配性だから私が外にいる間外にいるんだもん。風邪引いちゃうよねー」


「狽、っ!(汗)つーか!あの状況で俺だけが風邪ひくってどういうことだよ(汗)」


「いいじゃない。て言うか私が風邪引いたら、私・修兵の看病できないよ?」


「…それは困るな(汗)」


「でも、できれば修兵も風邪ひかないでほしいよ。怪我も病気もしないでね。」


俺が元気でいることが光の幸せなら、喜んで。


…でも、もし俺が傷付くことで光を守れるなら…





「…修兵?どうかした?」

「ん?いや、何でもねぇよ(苦笑)」


俺は命をかけて光を守るんだ…



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