□僕の知らない君を見せて
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「なァ、留学生の神楽って知ってるか?」




「3年Z組のだろ?」

ここは銀魂高校
B組の仲の良い男子3人が集まり、留学生の神楽を話題に上げていた





「あのコ、いつも瓶底眼鏡かけてるよな」
「眼鏡外したらどんな眼してんだろ」
「美少女だったりして」
「おいおい、マンガじゃねーんだから」

彼らは一応高校3年生…なのだが可哀想に、頭は中2で止まっている

















場所はかわってここは3年Z組
いつもと変わらない喧騒の中に、一際目立っている2人がいる



神楽は右脚を上げ、沖田の横腹に蹴りを入れる


だが、その蹴りは紙一重で沖田に躱された

代わりに、沖田の後ろにあった沖田の机の脚に、神楽の蹴りがクリティカルヒット
「ギャァァァァァァッ!!!!」
その直後に、神楽は足を抱えて教室の床を転げ出した
「チャイナァ!!
いい加減にしやがれ!机の足少し凹んだじゃねぇかィ!!」
「うっさいアル!
それどころじゃないネ!!
足痛いヨ!!!」
涙目にながら、恨めしそうに瓶底メガネの奥から沖田を見上げて訴えかける神楽

「そりゃぁ、自業自得でィ」
「この結果を招いたのはお前が発端アル!!
責任とるヨロシ!」
そう叫んだ時だった




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