□夏の暑いある日
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夏真っ盛りの8月
太陽はご機嫌のようで、青空に高々と照っている
夏に真っ黒な隊服を着なければならないのは想像以上に辛い
「見回り行ってきやーす」
沖田にとって見回りはサボりの代名詞にすぎない
沖田はポケットに愛用のアイマスクを突っ込み、河岸へ向かう
そこには橋があり、影ができている
人通りも少なく喧騒から逃れられる
最近沖田のお気に入りの場所
小さな橋だが風通しも良く昼寝には最適
河岸に着き、橋の影に入る
寝転ぶとアイマスクで両目を覆い、両手を頭の後ろで組んだ