□僕の知らない君を見せて
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ガララと教室のドアが開き、このクラスの担任である坂田銀八が入ってきた
「おーい、いつまでやってんだぁ?
お前らどれだけ物壊したら気が済むの?
言っとくけど怒られんのは俺なんだからね?」
いつもに比べて今日の銀八は機嫌が悪い
どうやら、今朝からハタ校長と一悶着あったらしい
大方、給料を10%カットでもされたのだろう
「銀ちゃあんッ!!
私コイツのせいで足ケガしたアル!!」
「だからそれは自業自得だっつってんだろーがぁ!!」
間髪を容れずに再び争いだした神楽と沖田
「あー!
わかったから黙れ!!」
そう言うと、銀八はうざったそうに沖田と神楽の頭を掴んで引き離して立ち上がらせる
立ち上がると同時に、2人は視線を絡ませ、「あとで覚えてろ」という目でお互いを睨み付けた
朝のSHRも終わり、神楽は移動教室のために教室を出る
すると、いきなり別クラスの男子が神楽に話かけた
もちろんこの男子は、冒頭に出てきた頭が中2のまま高校生になった3人のうちの1人
あのあと、3人で直接神楽に聞きに行こうという話になった
だが、誰も行きたがる者はいない
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