ぶらり箱2の2
□‡宇宙のたび‡
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ふーっ!
空も見えない場所に閉じ込められて…自分のうっかりに苦笑い…そして反省中…
…ルーク聞こえたら返事してくれ…
(アッシュ…)
来ちゃダメだ!
返事したいけどアッシュ…守りたいから…ゴメンな…
ギーッと音がしてザクザク砂を踏む音が近づいてきた。俺は俯いたまま…壊れた振りをする。
「おい!」
え?
口調は荒かったけど聞いたことある声に思わず顔を上げた。
アレ?
「シンク…」
ふーっ!
「おまえ…何で返事しなかった?ったく…行くぞ」
手にはいつものマントがあった。
当然行き先はアッシュなんだろな…はあ〜
暗くてよく見えなかったが…ルークから血の匂いがする?
「アッシュもジェードもおまえを捜してる」
うん…
埒があかねえ!
パサッとマントを被せて一目散に逃げた。
白い光の中でアッシュが泣いていた。
「アッシュ?泣かないで良いから…」
俺の声はおまえに届いてんのか?
続く
20100626