ぶらり箱2

□‡新たな旅立ち‡3
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困りますね!
「…だから…事…か?」
途切れる声を拾い集めたけど意味が分からない…

「アッシュ?」
この薬…飲むんだな!
ルーク…
鼻をつまんで?口へゴクンと飲み込んで…目を閉じたのか?

「苦いの…我慢した」
にっこり笑ってアッシュを安心させるつもりだったのに…もう夢の中?
「ゆっくり休めよ!」
体中から力が抜けた?だらりと下がった腕を布団に戻そうとしたら…冷たい?

「飲みましたね!」
ああ…まさか俺にものめとか?いや…俺はもう大丈夫だから…
さっき舐めた味を思い出す…体が震える。
「苦いな!」
もちろん速効性です!

ジェード…?
「違いますよ通りすがりの医師ですよ」
はあ〜
「別に構わないんじゃないか?」
アッシュ…ルークの気持ちを察してやってくれませんか?
はあ?

「ルークの気持ち?」
ああ…二人だけで旅したいってんだろ?
「ええ…だから」
ははは…ね!

はいはい…
「通りすがりの医師さん?ルークの様子は?」
ふふっ!
何か変な感じだ!

「貧血の酷いバージョンでしょうか?帰ったら精密検査を受ける事をお勧めしますよ!」
え?貧血…栄養失調で前入院したからな…
基礎体力がないのか?

「分かった!もう帰る」
ルークには悪いが…このまま帰るか?

「アッシュ…」
ん?
あ…居た…
「調子悪そうだから帰るか?予定変更するぞ!」
ふーっ!

アッシュ…ごめんな!
「せっかく楽しみにしていたのに」
俺が…ふーっ!

ジェード…責任取れよ!
「え?」



(大人の事情によりカットします!)
つづく
2010.05.18.
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