ぶらり箱2の2

□†新たな旅立ち†C
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ふふっ…
「ルーク?」
「記念だね!第4回目の旅立ち!」
「ああ…」
アッシュ?嬉しくない?俺だけ喜んでる?


ふーっ…


「な、何だ!ため息つくな!」
「だって…いや…何でもねえよ…」
ふーっ…


言わないもんね…
「4回目はどちらまで?行くのです?」
あ…通りすがり?安定の登場だな!


「生まれた意味を知るツアーに」
「アッシュ…またツアーなのか?」
いや…突っ込みはそこなのか?ルーク?


「ご無事を…」
通りすがり?
「一番近い所で決めた」
アッシュ…


ふーっ…
「城かな?」
「ああ…今は観光名所の一つだがな…」
うん…分かった。俺に選択権はないよな…




海を渡って…
あれ?
「どうした?」
「何かキレイだな…さすが観光名所…」
ふーっ…


あの機械もあったけどネオンがキラキラ光って回るテーブルに変わってる?へー?


「食事処か…ルーク?喰っていくか?」
「あ…うん」
回るテーブルの周りに椅子があってアッシュと俺は隣同士に座った。


「へい!いらっしゃい!ネタも新鮮…」
「あ…元使用人?」
「な、何してる?」
「あはは…バイトだよ」
ふーっ…


「元使用人のまぐろの握り美味かった」
ルーク?
「まあな!まぐろで良いか?お二人さん」
「ああ…」


何か変な気分。回ってないのに…いやテーブルは回ってるか?
俺まで上で回ってる気分?あれ?


「ルーク?おい!」
アッシュの慌てる声にハッとした。
「ゴメン…」
「どうした?疲れたのか?ルーク?」
優しいアッシュが俺を地上に戻してくれる?


「下はデザートだぜ!」
え?
「仕掛けか?」
アッシュがニヤリと笑った。
「スモークカフェにようこそ!」
あ…


白い煙の立ち込めるカフェの中に緑色の頭の双子が笑っていた。


ふーっ…



(大人の事情によりカットします)
続く
20130710
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