ぶらり箱2の2

□新またね!4
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カランコロン〜

「いやぁ、助かったぜ!どこも、お盆休みで、なあ〜リオーン?」
「子芝居ありがとうございます!リオーン?」
「え?」
「リンゴのゼリーだぜ!」
「へ?」
「スタンが作った!」
「えーー?」
ゼロス?
「う、美味いぜ!」
ふふっ。

「ま、これくらいなら」
スタン?
「でも…売り物にするのか?」
「えーと…ムリかな?」
「いやいや、美味いぜ!」
ゼロス?
「そういう意味じゃなくて…」
リオーン?
「あはは…わかった!」
「スタン?」
僕は今スタンに酷い事言ってる?
「大丈夫だぜ!リオーン?俺はアッシュみたいな事はしねー!」
は?
やんわりケンカ売られた?
「それは…」
聞こうとして止めた。リオーンが涙溜めてたから。

ふーっ。
ルークの奴…言えば良かっただろ?
チョコレートケーキは、お前のためにだけ作ってたのに…シンクの奴…

「アッシュ…ゴメン…」
スタン?
「何が?」
「引き合いに出して…悪かった」
「いや、そっか…」
アッシュ?


ふーっ。





ルーク?
「ん?」
「ホントに良かったのかい?」
「え?那岐?俺また、何か悪い事した?ゴメン…」
「悪い…事?ふーっ。何もしてないだろ?」
「でも…那岐が嫌だったら言って…俺バカだし…」
ルーク?
「ふふっ。未だ、何もしてないのに…」
ホントに心身共に、お疲れなんだね!

「アッシュはどーしてるかな?」
「え?」
「なんて…ルーク?ゴメン…」
悲しいよね。僕が、酷い事言ってるよね。ゴメン…
「那岐?謝らないで…そっか…」




アッシュ…
「ルークの所へ行かないのか?」
え?
「ああ。」
「行くなら、リッドが知らせろって」
はあ?
「遥かに里帰りか?」
「えーと…それは…きっと…」
「アッシュ…優しくなったな!」
へ?
「ルークが居ないから?」
「…リオーン?」
「アッシュ…ゴメン…リオーンに悪気はなくて…」
スタン?
優しく?そう言えば、ルークは俺のこと優しいって…
「アッシュ…限界ですか?」
ジェード?

「はや上がりさせて貰って…行くか?」
「いや、早終いかな?」
ふふっ。


(大人の事情)
続く
20150814
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