ぶらり箱2の2

□ユリアの謎
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いつも、重要な割りには、話に出てこない方々に、是非参加をお願いしました。
ローレライ、宝珠、モースカンタビレ、ユリア、導師エベノス、イオン。


ローレライが、うやうやしく始めに挨拶した。

「草々たる顔触れが、揃いましたな、ユリア、久しぶりですな」

「このような、席に同じくさせて頂き、感無量ですなハハハハ」
「勝手な発言は、困りますな、あなたは?」
「申し遅れました私は…モースと申します」

「中々、面白い事を顔だけでなく体だけでなく、あっこれは、失礼」
「堅っ苦しいのはごめんだね」
「イオン様では?」
「イオンだよ」
「それでは、順に自己紹介などをして頂きたい」

「ユリアです」
「カンタビレと申す」
「ほうじゅです」

「ほうじゅ!どこへ行ってた?探しましたよ!これは失礼…さ、こちらへ」

ほうじゅは、ささっとローレライと合体した。

「新旧入り乱れておるようですから、元の階級と共にもう一度お願いします」

「ローレライ?いつから、おまえ、そんなに偉くなったんだい?」

「いえ、ユリア、偉いとかではなく、座談会の出席率というか」
「なるほど、では、皆、紹介をすませてから、聞きたいことがあるのだが!」



「はい。なんなりと」
態度は軟化しているが、本当のところ、ローレライはドキドキしていた。うっかりを責められるのでは…

「私の子孫を知っているかな?」
「はい。ヴァンデスデルカとティアグランツの事でしょう」
うまく、言えたと、ホッとしていた。

「だいたい、ローレライおまえ何で地核なんぞに落ちていたんだ?」
「あっ!それは、ユリアがおまえなんか地核に落ちろとおっしゃったとか」
「ローレライ!あなた本当にそんな事信じたのですか?うっかりしすぎだわ」
「えぇっ!………?」
「いまさらだけど、あなた本当にうっかりさんね」
「それでは、私が見た星の未来も…まさか…!」
「皆まで言う必要は無いようね。まあ、あなたと、同位体の彼らが、あなたのうっかりに振り回されて………でもあなたは、見捨てなかったのだから…私の子孫が、しでかした不始末を、片付けてくれたのだから…私に、あなたのうっかりを叱る理由は無いのだけど…」
「……なんか、言葉を挟む余裕のないと言うか、聞かなかった事にしたいと言うか…」
「ローレライ!二人に謝罪しましたか?」
「いえ、まだ。」
「まぁ今更、謝られても、どうにもなりませんかふむ…」
「モースあなたが、それをローレライに言える立場にある等と思ってないでしょうね」

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