ぶらり箱2の2

□†19旅
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「てぃあは、イヤじゃありませんの?」
「え?何の話?」

「るーくがあなたの元へ戻って来ないことですわ」
「私はるーくがやりたいようにすれば良いわ」

「んまあ!」
「るーくはあっしゅを護りたいと思ってる、あっしゅはるーくと一緒に居たいと思ってるのだから私に二人を邪魔する隙間なんかないわ!」

「寛大なのね」
「そんなんじゃないわ!二人が幸せなのが私にとっても一番だもの」

「私には到底真似出来ませんわ」
「でも、なたりあ!もうこれ以上二人を悲しませないで!」

「あら?意外な事を」
「あっしゅを護るためなら何でもしてしまうから」
命を捨てる事も迷わないんだから…

「なたりあ?覚えてる?」
「え?」
「あなたが思い出してとるーくに言ってた言葉」

「ええ、あっしゅとの約束の言葉でしょう?」
「苦しんでたわ…あなたには分からなかったでしょうけど」

「あら、あの約束は私とあっしゅの話。るーくには関係ありませんわ」
「あなた!本当に変わってしまったのね…」
るーくの悲しい声を思い出す。もし、から繋ぐ言葉の悲しみを…その先が消えてしまう結果になっても…

「忘れてしまったのね」
「な、何をですの?」
「あなたが優しかった頃の事よ!」



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